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インドの村でヒンズー教に強制改宗、教会に行ったこと理由に罰金も

2017年6月8日18時48分 翻訳者 : 山本正浩 印刷
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+インドの村でヒンズー教に強制改宗、教会に行ったこと理由に罰金も
2011年の国勢調査に基づく、インドにおけるキリスト教徒の分布。北東部と南部に集中していることが分かる。(画像:Bhvintri)
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インドの複数の村で、4月の復活祭に参加するため教会に出席した多くのキリスト教徒が、ヒンズー教への改宗を余儀なくされ、多額の罰金を科せられた。

迫害監視団体「国際キリスト教コンサーン」(ICC、英語)によると、インド中部のチャッティースガル州ジュンワンニ村では、キリストの復活を祝うため教会出席した信者たちが、現地で4~5カ月分の賃金に当たる312ドル(約3万5千円)の罰金を科されたという。

ICCによると、村の長老らが、キリスト教徒の家族15組に対し、社会に受け入れられるには、ヒンズー教に改宗しなければならないと強要。問題となった家族の1人、シバラム・テカムさんによると、キリスト教徒は改宗式の際、村の神に家畜やお金、その他の贈り物をささげるよう強いられたという。

しかし、テカムさんは、心の中ではイエス・キリストに従い続けようとしていると話す。「彼らは、私が教会に行くのを止めることはできますが、私の心からイエスを奪うことはできません。折を見て、ひそかに教会に行くつもりです」と、テカムさんは現地の牧師に語った。

同じくジュンワンニ村出身のカネシュ・シングさん(55)らは、罰金の支払いを拒否し、村の長老らに抵抗した。

「罰金を払わなければならないとは、私が何の罪を犯したというのでしょうか。私は何も盗んでいませんし、女性を汚してもいません。口論してもいませんし、誰かを殺したこともありません。教会に行き、主イエスを礼拝することが犯罪だというなら、私はその犯罪を毎日犯しています」と、シングさんは村の指導者に胸を張って語ったという。

ソマリ・コムラさん(40)は、長老らは一度も助けてくれなかったが、イエスは助けてくれたと長老らに告げた。

「私は病気や精神障害で苦しんでいましたが、皆さんの誰1人として、私を助けに来てくれませんでした。村の指導者も社会も助けてくれませんでした。でも私がイエス様を信じて教会に行き始めると、主は私を癒やしてくださいました。私は教会に行くのをやめません。罰金を払ったり、村八分にされたりする覚悟もあります。私が教会に行くのを皆さんが止めるなら、皆さんは私の健康に関して責任を取らなければなりません」とコムラさんは長老らに語った。

しかし、匿名の牧師は、信仰に忠実であるために、信者らは一層危険な状況に直面することになると警鐘を鳴らした。

「警察はキリスト教徒たちの訴えにはほとんど耳を貸しません。一部の信者は大胆で、イエスにある信仰を宣言し、それによる結果も受け入れる覚悟ができています。しかし弱さの故に、ひそかに主に従う者もいます」

全インド・キリスト教協議会(AICC)は、インドでは昨年、ヒンズー教過激派による襲撃や迫害が20パーセント増加し、40時間に1回の頻度で襲撃が起こったことを、4月末の報告書で述べている。

「襲撃は過激になり、頻度も増している。過去においては事件が起こるのは幾つかの州に限られていたが、今は23の州に暴力が広がっている」と、AICCは報告書で伝えている。襲撃の内容は、物理的殴打、教会の破壊や放火、聖書の焼却、殺害の脅し、棄教とヒンズー教への改宗の強要などである。

ヒンズー教の強硬派は、キリスト教の成長を阻止するため襲撃の頻度を増やしており、特にヒンズー教から改宗した信者たちが狙われる。

キリスト教徒による大規模な祈祷会も、強硬派の指導者らの要求により、当局がその幾つかを中止させた。ヒンズー教の指導者らは、こうした祈祷会でヒンズー教徒が改宗していると疑っており、インド北部ウッタルプラデシ州にある単立教会では4月、150人の信者が集う祈祷会を予定していたが、中止に追い込まれた。

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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