トピックス 九州豪雨  宗教改革500年  聖書翻訳  同性愛  沖縄  

ビジネスマンから牧師への祝福された道(62)不平等感、不当な思いは罪なのか 門谷晥一

2017年6月5日11時22分 コラムニスト : 門谷晥一 印刷
Facebookでシェアする Twitterでシェアする
関連タグ:門谷晥一

こんな時にどうするQ&A 聖書的原則と私の体験(9)
不平等感、不当な思いは罪なのか

他者と比較して、自分が平等に扱われていないという思いや、不当に扱われているという思いは、どこから来るのだろうか。また、それらをキリスト者はどのように考え、それらとどう向き合えばよいのであろうか。

誰が見ても、またどう考えても不平等であり、不当に扱われていることは明らかというケースは確かにある。そのような場合には、それを正すことは必要であるし、またそれは是正されなければならないとも思う。しかし多くの場合、時間はかかるとしても、それらは是正されていくように思われる。

キリスト者はまず、自分が平等に扱われていないことや、また不当に扱われていることは、他者がその利益を受けているということを認識し、それを甘んじて受け入れることが必要であるように思われる。Ⅰコリント10:24に「だれでも、自分の利益を求めないで、他人の利益を心がけなさい」とあるからである。

そしてまたキリスト者は、自分が平等に扱われていないという思い、また不当に扱われているという思いが多くの場合、自分を中心に物事を判断するという自己中心性や虚栄などの罪の思いから生じており、相手の立場に立って物事を見ることができなくなっているということに注意する必要がある。ピリピ2:3に「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい」とあるからである。

冷静にまた客観的に見れば、必ずしも不平等や、また不当に扱われていないことは明らかであるにもかかわらず、感情的となり、自己中心的な思いのみによって自分の状況を判断するとき、私たちは被害者意識に陥りやすく、不平等感や不当な思いなどにとらわれ、思い煩うようになることを認識すべきである。

従って、不平等感や不当な思いなどが自己の内に湧き上がったときには、まず自己の判断から離れて、第三者による客観的な判断や意見を求め、それらを参考にすることが望ましい。またより根本的には、自分の思いが神から離れているということを認識し、自己の目線で見ることから神の目線で見るように視点を変え、そのような視点から不平等感や不当な思いなどを見つめ直すとともに、とらわれている思い煩いを神に委ね、それから解放されることが必要である。Ⅰペテロ5:7に「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」とある通りである。

さらに不平等感や不当な思いなどを持つときには、気持ちがネガティブになっていることが多いと思われるため、神は最善をなしてくださるお方であり、必ず困難を益に変えてくださり、そのような状態から脱出させてくださるはずであるとの、神への信頼を取り戻すことも必要と思われる。

《 参考文献を表示 》 / 《 非表示 》

<<前回へ     次回へ>>

門谷晥一

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

【門谷晥一著書】(Amazon)
【門谷晥一著書】(イーグレープ)

この記事が気に入ったら「フォロー」しよう
フェイスブックで最新情報をお届けします
関連タグ:門谷晥一

関連記事

クリスチャントゥデイからのお願い

いつもご愛読いただき、ありがとうございます。皆様のおかげで、クリスチャントゥデイは月間40万ページビュー(閲覧数)と、日本で最も多くの方に読まれるキリスト教オンラインメディアとして成長することができました。

記事の一つ一つは、記者が取材をして書き上げ、翻訳者が海外のニュースを邦訳し、さらに編集者や校閲者の手も経て配信しているものです。また、多くのコラムニストや寄稿者から原稿をいただくことで、毎日欠かすことなくニュースやコラムを発信できています。

この日々の活動を支え、より充実した報道を実現するため、読者の皆様にはぜひ、祈りと共に、サポーターとして(1,000円/月〜)、また寄付(3,000円〜)によって応援していただきたく、ご協力をお願い申し上げます。支払いはクレジット決済(Paypal)で可能です。希望者には、週刊メールマガジンも送らせていただきます。サポーターや寄付の詳細、またクレジットカードをお持ちでない方はこちらをご覧ください。

  • 金額を選択:
  • 金額を選択:

コラムの最新記事 コラムの記事一覧ページ

主要ニュース

コラム

人気記事ランキング