自分を直視して喰い(悔い)改めを宣言! 半年で15キロの減量に成功した大坂太郎牧師(2)

2017年6月3日06時58分 記者 : 守田早生里 印刷
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体重を記録していたアプリ。半年で一気に体重が落ちている様子が分かる。
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大坂太郎氏(日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団ベテルキリスト教会牧師、日本福音主義神学会東部部会理事長)は、2015年9月から半年間で15キログラムの減量に成功した。今日はその具体的なダイエット法について聞いた。

――一番ストイックにダイエットした期間は?

最初の3カ月ですね。ここで10~12キロくらい落として、本当に体が楽になりましたから。それからも緩やかに落ちていますよ。

――ダイエットの大敵といわれる停滞期は?

停滞期はあまり気にならなかったですね。自分のベスト体重が近付くと停滞期になるのでしょうね。

――つらくはなかったですか。

それは・・・つらいです(笑)。大好きなドーナツやポテチ(!)を食べられないのですから。でも、健康のために痩(や)せなければいけない。健康になるためには我慢するしかないと、自分で自分を戒めるんですね。

――牧師同士の食事会や、礼拝後の愛餐会などの時は?

最近はわりと「ビュッフェスタイル」が多いですよね。そうすれば、隣でから揚げを食べていようが、パスタを食べていようが、自分はサラダを食べていればいい。でも、あまり付き合いが悪いのも何ですから、食べたその夜は少し我慢をするとか、トータルでバランスをとるよう心掛けました。

――甘いものは一切食べない?

時々、低カロリーのアイスを食べるとか、カロリーゼロのコーラを飲むとか、自分をいい意味で「甘やかす」日も必要ですね。節度は必要ですけど。

――ぜひ先生のダイエットの方法を教えてください。

まずは規則性、ルーティンが大事なんですよ。朝起きたらまず体重計にのる。なるべく同じ格好で、同じ時間に測る方がいいですね。ボクサーの計量のように。そして、それを記録する。今はいい時代で、スマホで無料のアプリを手に入れ、体重を入力すれば自動的にグラフを作ってくれますよ。僕はいつも朝5時半に起きるのですが、今までの朝の祈りに続いて散歩をするようになりました。

――それだけではないですよね。

もちろん。ウォーキング程度の運動で瘠せるのは無理。食事を劇的に変えなければダメですね。最初の3カ月は、1日1400キロカロリーくらいで抑えていました。朝にサラダと豆腐、昼はこんにゃくとサラダ、夜には少しタンパク質を取って、お肉も食べましたよ。でも糖質はほとんど取らなかったですね。実を言うと学生時代、柔道をやっていたので、減量の経験はあったんです。体重別の試合がありますから。瘠せなければいけないし、体力を落としてもいけない。そういったことに関しては知識も実践経験もあったので、助けられました。

――忙しい牧会生活で、体力は大丈夫でしたか。

規則正しい生活と運動、そして僕の場合、それなりの量は食べていますから、体力の落ち込みを心配したことはありませんでした。まずは1日食べてもいい摂取量を決めてから始めたらいいと思いますよ。自分の基礎代謝はどれくらいかを知って、それを下回れば、おのずと痩せてくるでしょう。僕の場合、だいたい基礎代謝が1700キロカロリーくらいだったので、最大の摂取量を1400キロカロリーに設定したんです。1400って言ったら、ドーナツ3つでもうおしまいですから。あとは足し算引き算。1日をドーナツ3つで過ごすのか、他のものも食べながら、おなかをいっぱいにするのかは自分の選択ですね。僕の場合・・・というか、社会人なら誰でもそうですが、ダイエットをしているからって、仕事(伝道や奉仕)を投げ出すわけにいかないでしょう。だから、体力の低下に気を付けながら、やつれないようなダイエットを心掛けました。

――外出時、「ちょっとコンビニで調達」なんて時は?

最近は、コンビニもダイエットに味方してくれていて、たいていのものにはカロリーが書いてありますね。それを意識するだけで、だいぶ違いますよ。カロリーを頭の中で計算し、「あっ、これはダメ!」と意識すれば、他のものに手が伸ばせるでしょう。

――40代というと、体重が落ちにくくなる年齢だと思いますが。

そうですね。基礎代謝が落ちてくるからですよね。運動量も減ってきますしね。

――やはり体重が落ちてくると楽しいですか。

それはもう楽しいですよ。少しずつ体重が落ちてくるのを見るのは励みにもなりますよね。80キロを割り込んだくらいから、自分が動けるのに気が付くんですよ。太っていた時は、体が重すぎて腕立て伏せもままならなかった。そういう「情けない自分」にサヨナラできますから。だから、よく言われることですが、逃げるか、向き合うかは大きなポイントです。誰だって腕立て伏せもできない自分や少し歩いただけで息の上がる自分を認めるのはいやなものです。でも、その「狭い門」から入らないと。

――先はないのですね(笑)。現在はそこまでストイックにやっていないのでしょう?

そうですね。ただ、気を付けてはいますよ。2000から2500キロカロリーは取っていると思いますけど、極力維持しようと心掛けています。

――運動も続けているのですか。

もちろんです。体が軽くなった分、長く歩けるようになりましたね。お祈りしながら歩いたり、説教や論文の構想を練ったりしながらね。楽しいですよ。後は補強運動ですね。もりもり食べて運動で痩せようと考えている方もいると思いますが、それは無理。「ダイエット」ってそもそも「規定食」とか「生活様式」って意味ですもの。

――ダイエットをして、説教者として「良かった」と思うことは?

健康の維持と増進が一番ですが、もう1つはやはり印象ですね。太っていると、だらしなく見えやすい。牧師の印象って、教会の玄関と同じく、けっこう大切だと思うんですよ。僕は、教会の玄関や会堂の美観維持を大切にしていますが、自分の姿もそうなれるなら、悪いことではないと思いますね。

――「格好ばかり気にして」と言われたりすることは?

正直なくはないです。でも、同じ説教をするにしても、例えば、はやりのネクタイをして、シャツにはアイロンが当たっていたほうが、やはり聴衆には届きやすくなると思いますよ。身なりも教会の玄関にもまったく気を遣わずに、「聖書のみ」「信仰のみ」とストイックに語ったところで、特にクリスチャンではない人々に届くとは思えないんです。あとダイエットしてよかったことは、生活のリズムが整ったこと。これは霊性にも通じていて、ダラダラとすることがなくなりました。

――ダイエットをすると霊的にも祝福される?

第1テモテの4章8節を読んでみてください。「体の鍛練も多少は役に立ちますが、信心は、この世と来るべき世での命を約束するので、すべての点で益となるからです」とあります。ここでパウロが言いたいのは、「霊的な敬虔(けいけん)がすべてに有益だから、肉体よりも霊的なことの方が益になる」ということですが、では肉体は益にはならないのかと言ったら、「多少は役に立ちます」と書いてあるわけです。「肉体ではなく霊」ではなく、「霊は肉体よりも有益だ」ということですよね。肉体の鍛練は有益なのです。

――健康管理は神様も喜ばれる?

もちろん。私たちの体は神様から与えられたものですから。それをしっかりと管理して健康な体でいることは、「神の器」として大切なことではないでしょうか。これもまた器を磨くってことですよね。

――ご家族の反応は?

娘は最初、半信半疑だったようで笑っていましたけど、痩せてちょっとスリムになったら、「パパ、カッコよくなったね」と喜んでくれています。

インタビューも終わり間近、妻の智子牧師がお茶を出してくれた。「惚れ直しました」の言葉を期待して「痩せたご主人はいかがですか」と聞いてみると、「とにかく健康になってくれて嬉しいです」との答え。そこに深い愛情を感じ、ダイエットは霊的にも恵まれるという極意をかみしめながら教会を後にした。大坂牧師はダイエットに関する問い合わせも歓迎しているとのこと。詳しくはベテルキリスト教会(埼玉県日高市)まで。

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