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「青少年を平和のうちに育成する、明日に架ける橋に」 東京YMCA第14代総主事に菅谷淳氏

2017年4月5日10時48分 記者 : 坂本直子 印刷
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+東京YMCA 第14代総主事に菅谷淳氏 次の歩みを皆さんと共に
第14代総主事に就任した菅谷淳氏(写真:東京YMCA提供)
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東京YMCA第14代総主事に菅谷淳(すがや・じゅん)氏が4月1日付で就任した。8年間総主事を務めた廣田光司氏は3月末日で任期満了のため退任する。

菅谷新総主事は1961年生まれ。新潟出身で、早稲田大学卒業後、証券会社に入社したが、過酷なノルマと強引な営業に耐え切れず1年で退職。その後、大学時代の友人である古賀博氏(日本基督教団早稲田教会牧師)を介して上林順一郎氏(同江古田教会牧師)と出会い、86年にYMCAに入職した。

専門学校を担当した後、2001年にとちぎYMCAへ出向。同総主事のほか、同福祉会常務理事長、宇都宮YMCA学園さくらんぼ幼稚園園長を兼任した。10年、東京YMCAに帰任後は、主に財務の仕事を担当し、14~16年まで副総主事。現在、日本基督教団市川三本松教会教会員だ。

菅谷氏は、20年近く続いた赤字財政を前任の廣田氏が改善したことを伝え、その上で、これまでの流れを変えることなく、東京YMCAの使命を一つ一つ具体化し、実行していくことが自身の役割であると話した。そして、これまでを振り返り、「それぞれの場面には恩師ともいえる先輩や会員がいて、本当に大切なことを教えられた。この出会いは神様が用意してくれた必然であるように今は思っている」と感謝の言葉を述べた。

2017年度は「東京YMCA中期計画16~18年」の2年目にあたる。その計画の重点項目の1つが、会員活動を活発化させることだ。菅谷氏は、「本当に社会に必要とされるYMCAらしい活動を会員と一緒にどんどん開拓していきたい」と意気込みを語る。また、地域社会の切実なニーズにしっかりと応え、魅力ある活動を増やし、会員と職員が「車の両輪」となって、バランスのとれた運営をしたいと考えていることも明かした。

東京YMCAの一番の強みは、YMCAを愛する職員たちの存在だと話す。ただ、その一方で、組織全体が1つになっていないことも指摘する。「いい意味で議論を重ね、ぶつかり合いながらお互いを知り、協力関係を作り上げていきたい」

菅谷氏は、「YMCAはそもそも、人を幸せにするためにある団体だ」と語る。「職員、会員、参加者、園児、児童、学生、利用者など、乳幼児から高齢者まで全ての方々が、YMCAと出会うことによって幸せになってほしい。YMCAとの出会いから、幸せなつながりが生まれ、より良い世界が広がっていく。そんなダイナミズムを大切に、皆さんと共に次の歩みを進めていきたい」

東京YMCA 第14代総主事に菅谷淳氏 次の歩みを皆さんと共に
代々の総主事の名が記されている聖書を新総主事に引き継いだ。左から廣田光司前総主事、古賀博牧師、菅谷淳新総主事(写真:東京YMCA提供)

総主事就任退任式は3月19日、リーガロイヤルホテル東京で開催された。国内外から170人が集まり、廣田氏から菅谷氏に「聖書の引き継ぎ」が行われた。

その中で司式の古賀氏は「明日に架ける橋」と題したメッセージを取り次いだ。サイモン&ガーファンクルのヒット曲を導入にして、「私たちは、荒海のようなこの世界に共存と平和の橋を架けるため、新しい総主事と共に出発したい。青少年を平和のうちに育成していく、明日に架ける橋への祈りを、聖書からしっかり聴き取りたい」と語った。

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