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ビジネスマンから牧師への祝福された道(51)ビジネスマン生活全体に関わること 門谷晥一

2017年1月1日18時52分 コラムニスト : 門谷晥一 印刷
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ここではビジネスマン生活全体に対する勧めとして、2つの大切なことを述べたい。1つは会社生活、家庭生活、教会生活を同じ信仰的スタンス、すなわち信仰第一で過ごすということ、もう1つは信仰のレースの完走を目指すということである。

(イ)会社生活、家庭生活、教会生活を同じ信仰的スタンスで過ごすこと

ビジネスマンは、有効な生活時間の大半を仕事の場で過ごすことが多いと思う。また過ごす時間の多さからは、会社生活、家庭生活、教会生活の順になっていることが多いように思われる。従って、知らず知らずのうちに、会社生活を家庭生活や教会生活に優先させてしまいがちとなる。

しかし、キリスト者のビジネスマンは、過ごす時間の多少にかかわらず、会社生活、家庭生活、教会生活を同じ重み付けをもって、また同じ信仰的スタンス、すなわち信仰第一で過ごすことが大切である。それは、会社、家庭、教会のそれぞれの場所における生活の姿や姿勢が違わず、金太郎飴のように、どこで切っても同じ神の使命に生きている姿が見られるということである。

私自身は、ビジネスマン生活の初めの頃は必ずしもそうはなっていなかった。しかし、信仰生活を続けるうちに、徐々にそう導かれてきたように思う。そして牧師となり、牧会生活を続けるようになって、このことがキリスト者のビジネスマンにとって、本当に大切であるということを、強く思わされるようになった。それは、このことがビジネスマンの生き方を、真に祝福されたものにすると確信しているからである。

(ロ)信仰のレースの完走を目指すこと

キリスト者のビジネスマンが、ビジネスマン生活で遭遇する試練・苦難のために、神の特別恩恵を覚えることができなくなってしまうこと、また仕事に対する目的や動機があいまいとなり、お金や財産、地位、名誉などが第一義的なものとなってしまうことなどによって、信仰のレースから途中で脱落してしまうということが起きる。

信仰のレースから脱落してしまうことは、キリスト者のビジネスマンだけでなく、聖書に登場する有名なキリスト者のリーダーたちにおいても同様に起きたことであり、特別なことではない。

例えば、キリスト者の有名なリーダーたちの中で、信仰のレースを立派に走り終えた者は、パウロやヨセフなど全体の約3分の1にすぎないという驚くべき結果も指摘されている〔35〕。このことからも、キリスト者のビジネスマンが信仰のレースを完走することは、並大抵のことではないと思う。

しかし、信仰のレースを途中で脱落することは、サタンの策略にまんまと乗せられてしまうことであり、また神の召しをないがしろにすることでもあり、誠に残念なことである。

キリスト者のビジネスマンが信仰のレースを完走するためには、前述した試練・苦難に対する実際的な対応方法を実行すること、信仰のレースを1人で走るのではなく、家族や教会の兄弟姉妹たちと一緒に走ること、そのために信仰の共同体なる教会の親密な交わりの中にとどまっていること、途中で決して諦めず、走り抜くという強い意志を持ち続けること、いつもキリストの恵みを覚え、永遠の命の希望を持ち続けること、走り終えたときをイメージし、その時受ける祝福を常に思い描くこと、などが有効と思われる。

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門谷晥一

門谷晥一(かどたに・かんいち)

1943年生まれ。東京大学工学部大学院修士課程卒業。米国ミネソタ州立大学工学部大学院にてPh.D.(工学博士)取得。小松製作所研究本部首席技監(役員待遇理事)などを歴任。2006年、関西聖書学院本科卒業。神奈川県厚木市にて妻と共に自宅にて教会の開拓開始。アガペコミュニティーチャーチ牧師。著書に『ビジネスマンから牧師への祝福された道―今、見えてきた大切なこと―』(イーグレープ)。

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