「進化の反対は創造ではなく聖書」イ・ジェマン氏が講演 日韓ラブクリエーションセミナー

2016年12月9日19時06分 記者 : 新庄れい麻 印刷
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+「進化の反対は創造ではなく聖書」イ・ジェマン氏が講演 日韓ラブクリエーションセミナー
地質学者で創造科学宣教会(韓国創造科学学会米支部)の会長を務め、創造科学を通して福音を伝えているイ・ジェマン氏=11月17日、東京都渋谷区の日本基督教団聖ヶ丘教会で
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ラブクリエーションジャパン(会長:宇佐美実師)が主催する、日韓ラブクリエーションセミナーが11月14日から17日にかけて、東京都渋谷区の日本基督教団聖ヶ丘教会で開催された。地質学者で創造科学宣教会(韓国創造科学学会米支部)の会長を務めるイ・ジェマン氏が6回のセミナーで講演し、「進化論の反対は創造論ではなく聖書そのもの」「信じようが信じまいが、聖書だけが真実」と力強く語った。

米国の創造科学研究所で科学教育学修士課程を、グランドラピッツ神学大学院で旧約学の修士課程を修めているイ氏は、米国、韓国の神学校や大学で地質学・創造科学の講義を担当。また、グランドキャニオンを中心とした創造科学探査旅行を、これまで400回以上にわたって実施し、確かな証拠を伴った創造科学を通して福音を宣べ伝えている。

2009年以来、たびたび日本を訪れて講演を行っている。今回のセミナーでは、それぞれ「人間とは何か?」「世界の創造」「ノアの洪水と地層」「氷河期の謎」「恐竜の謎」「UFOはあるの?宇宙人はいるの?」と題して講演した。

17日に行われた最後の講演では、UFOと宇宙人について取り上げるということで、「このテーマに興味をひかれてやってきた」と駆け付けた参加者もいた。約2時間の講演のうち、イ氏は前半部分にはあらためて「宇宙人の侵略」というタイトルをつけ、UFOや宇宙人が進化論的考え方の産物であるが故に聖書とも無関係ではないこと、現代に生きるクリスチャンはこうした事柄について聖書に従って考える訓練をすべきだと説いた。

イ氏によれば、UFOと宇宙人の存在が語られるようになったのは、進化論が広く一般にも信じ始められた年代とほぼ同じ。見たというのは事実なのか?科学的な根拠があるのか?信じている人々の実態は?聖書は何と言っているのか?という4つの観点からUFOと宇宙人の目撃情報を検証すると、本当にUFOや宇宙人の存在が確認されたことはこれまでに1度もなく、宇宙人に対する人々の信仰が先立っているという結論が導き出されるという。

進化論は、自分が何者であるのかという問いから生まれた。進化論を受け入れて創造主を忘れた人々は、被造物を拝み、UFOや宇宙人の存在に期待を掛けるしかなくなってしまった。無生物から生物が発生するという考え方も、「母なる自然」「母なる地球」という言葉が使われるようになったのも、進化論的な考え方から派生してきたもので、進化論は人々の思想に深く広く根を張っている。

そこで後半、イ氏は、全6回のセミナーのまとめとして「進化の反対は?」という問いに答える形で、進化論がキリスト教会にどのような影響を与えてきたのか、クリスチャンはどう対処していくべきかを語った。

イ氏が特にクリスチャンに伝えたいこととして強調するのは、進化の反対は創造、進化論に対しての創造論と捉えられていることが多いが、厳密に言えば「進化の反対は聖書」ということ。進化論は聖書の創世記1章に反するというだけでなく、聖書そのものを否定する、教会にとって非常に深刻な問題であることを指摘した。

進化の反対が創造であるという勘違いが、現代の欧米諸国の教会の衰退を招くことになった大きな要因の1つともイ氏は語る。英国では、進化論の台頭に伴って時代に遅れないようにと、教会の中で「創造主である神が進化を許した」という有神進化論が生み出された。

最初は社会が混乱することを警戒して進化論を教科書に載せることもしなかった米国でも、ついに進化論教育が始まると、教会も欧州にならわなければ取り残されてしまうことを危惧し、地質年代表に沿うようにして「神が進化の順番に創造した」「人類が罪を犯して堕落する前に絶滅と進化が繰り返された」という漸進創造論を生み出した。

有神進化論も漸進創造論も、結果として、教会自らが聖書は間違っているということを発信することになった。聖書が軽んじられ、日曜礼拝のメッセージでは、牧師は倫理を強調するようになり、そんな教会から若者はどんどん離れていくことになった。進化論が間違っていると声を上げたからではなく、むしろ沈黙して屈服し、聖書の権威が失われたことが、現代の教会のさまざまな問題を引き起こしている原因だとイ氏は強調する。

幼い頃から教会に通っていたイ氏も、ある時、教会学校の教師に「本当に創造主が存在するのかと疑問を抱くことがある」と告白したところ、「実は自分もそう思うことがある」と答えられ、教会へ行く理由を無くしてしまった。進化論を学ぶために大学へ進学、そして留学中に米国で創造科学と出会い、聖書が真実であることを知ったのだ。

日本では、欧米諸国よりはるかに先駆けて、1877年から進化論教育がスタートし、進化論が空気のようにまん延している。そして現代は、まさに進化論の時代と呼べる時代、世界のキリスト教会に危機が訪れているとイ氏は警告する。

しかし、その一方で「危機はチャンス」でもあるとするイ氏は、「サタンは神を否定するのではなく、『神は本当にそう言われたのか』と御言葉を歪曲してくる。御言葉は神そのもの、変えても付け加えてもいけない。この霊的な戦いに勝利できる人は、創造主の存在への絶対的な確信を持つ人です。聖書に立ち返りましょう」と励ましのメッセージを語った。

今回のセミナーに参加できなかった人に向けて、各講演1回ずつを収録したDVDが発売されている。1巻1500円、全6巻で8千円。詳細・購入方法の問い合わせは、宇佐美師が会長を務めるジェネシス・ジャパン(ホームページ、電話:029・292・9621、メール: info@genesisjapan.com)まで。

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