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米フラー神学校学長らが声明、大統領選中の福音派による「憎しみに満ちた言動」を非難

2016年11月18日18時09分 翻訳者 : 岡本告 印刷
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+米フラー神学校学長らが声明、大統領選中の福音派による「憎しみに満ちた言動」を非難
(写真:Bobak HaEri)
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米国の最も有名な福音派神学校の1つであるフラー神学校(カリフォルニア州)のマーク・ラバートン学長とリチャード・モウ名誉学長は14日、米大統領選に関する声明(英語)を発表した。両氏は声明で、この選挙期間中に、さまざまな要因のために、福音派を自認する多くの人々が福音派という表現を捨てざるを得ないとまで感じたことを認める一方、フラー神学校はこれからも福音派の立場を取り続けると表明した。

ラバートンとモウの両氏は声明で、「選挙期間中、マスコミは次第に、福音派は政治的に保守派であり、主に白人キリスト教徒であると伝えてきました。ある福音派の人々にとって、人工妊娠中絶と今後の最高裁判事の指名は、女性や有色人種の人々、イスラム教徒、同性愛者の人々への関心を超え、これらに相対する立場を取るほどの主要な関心事でした。この対立は、福音派の間でさえ、両陣営の福音派が次々と不可避的に人々の品位を下げ、イエス・キリストの福音に矛盾し、それを裏切り、人々を憤慨させる言動と結び付いた共犯者であったという結論へと、ある人々を導きました」と述べている。

そして、「時に、これらの関連付け(福音派=人々を不快にさせる言動をする人たち)は、単にマスコミによるのではなく、明らかに、そして繰り返し福音派の人々自身の証言によってなされました。選挙後のアンケート調査で判明した福音派の票の影響は、この見方を強めたに過ぎません」と続けた。また、「(ある人々にとっては)今、蔓延(まんえん)している破壊的な福音派との連想から自分自身を引き離すことによってだけ、イエスに従う者としての自分のアイデンティティーと誠実さを取り戻し、あるいは維持することができると感じるのです」と語った。

そして、フラー神学校の学長と名誉学長として両氏は、「ある福音派の人々がその憎しみに満ちた言動によって、私たちの国にいる有色人種の人々、移民たち、女性たち、イスラム教徒たち、同性愛者の人々を辱しめたことを私たちは嘆き、その発言は間違いであると言います。私たちは、神の形に造られた全ての人の尊厳を支持しているのですから」と、一部の福音派による言動を非難した。

さらに、「私たちは今回の選挙期間中に表現され、その結果、私たちの主と関連付けられてしまった人種差別主義と恐怖、拒絶、憎しみを深く悲しみ、非難します。このような現実は、いかなる仕方においてであっても、神の御霊の実を反映するものではなく、かえって、神の御心と私たち自身の心に悲しみを引き起こすものなのです」と語った。

両氏は、フラー神学校は今後も福音派であると自認し続けるとしているが、この福音派という言葉は、「それがイエス・キリストにある神の御心と精神を求め、示すための私たちの献身を言い表す場合にだけ価値があるのです」と述べている。そして、この献身は、「神の形に造られた人間の尊厳を覆すような人種差別主義、女性蔑視、そしてあらゆる他の態度と行動のあらゆる影響を、それが公然となされたものであれ、暗にほのめかされたものであれ、拒否し、逆らうようにと私たちを導きます」としている。

※この記事は英国クリスチャントゥデイの記事を翻訳・編集したものです。
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