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愛を育てる 安食弘幸(54)

2016年10月17日07時47分 コラムニスト : 安食弘幸 印刷
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「こうしてキリストが、あなたがたの信仰によって、あなたがたの心のうちに住んでいてくださいますように。また、愛に根ざし、愛に基礎を置いて」(エペソ3:17)

「ハイリスク、ハイリターン」といえば、証券会社の宣伝コピーです。しかし、結婚生活においては、ハイリスクはあってはならない。夫婦の間柄は、「ローリスク、ハイリターン」でなければならない。

夫婦関係は、ちょっとの工夫、小さな行為で大きなリターンが望めます。なぜなら結婚という制度は、神が私たち人間の祝福のために与えたものだからです。

パウロは「心の内にキリストを迎えることで、愛に生きることができる」と教えています。愛とは、相手の幸福のために心を配ることによって表現できます。

米国ノースカロライナ州、カルバリ・バプテストチャペルの牧師ゲリー・チャップマン博士はその著書『キケンなふたり―愛を救う5つの危機脱出作戦』の中で、愛を相手に伝える5つの方法を挙げています。

1. 肯定的な言葉(誉める、感謝する、励ます…)

感謝することや、誉めることは、愛を表す強力な言葉ですが、夫婦の間でいつの間にか使われなくなります。日々の献身的な行為も、いつしか当たり前だと感じてしまう「当然病」に陥ってしまいます。

それは、ちょうど私たちが神に対する感謝の気持ちを、すぐに忘れてしまうのと同様です。神の賜物があまりにも規則正しく、無尽蔵に与えられるために、それが賜物であることを忘れてしまいがちです。もう一度、配偶者への感謝と誉める言葉を回復しましょう。

励ますことも大切です。人はみな励ましを必要としています。三浦綾子さんは言います。「夫の励ましがなければ、私は小説を書き続けることはできなかった」。三浦綾子さんの文学は、夫婦2人で生み出されたものなのです。

2. クオリティー・タイム

「クオリティー・タイム」とは、2人だけの大切な時間ということです。その目的は「自分が必要とされていること、大切な存在であることを感じること」です。一緒にソファに座ってただテレビを見るということではない。相手に注意を払い、相手を見つめ、相手の話に耳を傾けることです。

3. 仕えること

人はすぐに自己中心になりやすいものです。すると夫婦関係も相手に要求するだけになり、相手を責める気持ちが強くなり、不満が溜まってきます。

夫婦が互いに気遣い、配慮し合い、助け合うことに幸せがあるのです。幸せは「山のあなたの空遠く」にあるのではなく、一番身近な家庭の中にあるのです。

4. プレゼントを贈る

「釣った魚に餌はいらない」という言葉がありますが、これを夫婦関係に持ち込むと悲惨なことになります。しかし、最大のプレゼントは、物ではなく、その人自身です。

ゲリー・チャップマンは「あなたのパートナーが危機に瀕(ひん)しているときに、一緒にいてあげることは、最も力強いプレゼントになる」と言います。

5. 触れ合うこと

イエスの愛のまなざしになって相手を見つめ、イエスの愛の耳になって相手の話を聴き、イエスの愛の唇になって相手を励まし、イエスの愛の手になって相手を支え、イエスの愛の足になって相手と歩み、イエスの愛の腕となって相手を抱きしめるのです。

さあ、あなたも結婚生活から、ハイリターンを受け取りましょう。

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安食弘幸

安食弘幸(あんじき・ひろゆき)

1951年、島根県出雲生まれ。関西学院大学社会学部卒。大学時代は硬式野球関西六大学リーグの強打者として活躍。関西聖書学院卒。セント・チャールズ大卒。哲学博士。現在、日本キリスト宣教団峰町キリスト教会主任牧師。NHK文化センター「聖書入門講座」「カウンセリング講座」講師、JTJ宣教神学院講師、BS朝日「ゴスペルジェネレーション」の説教者。また、国内外の教会や一般企業、ミッションスクール、病院、福祉施設、刑務所等で講演活動を行っている。

日本キリスト宣教団峰町キリスト教会ホームページ

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