千葉県袖ケ浦市にある化学メーカー「日本燐酸」の工場で17日午前、重さ約1トンの重しが落下する事故があり、作業員の茅野高士さん(31)が下敷きになって死亡した。日本テレビが伝えた。
日本テレビによると、17日午前8時半ごろ、日本燐酸の工場で高さ約3メートルの場所にあったリン鉱石を運ぶベルトコンベヤーが突然切れ、設置してあった約1トンのコンクリート製の重しが落下。ベルトコベヤーの下で作業していた茅野が下敷きとなり、病院へ運ばれたが、死亡が確認された。
警察は、ベルトコンベヤーが切れた原因など、事故発生時の状況を調べている。
日本燐酸のホームページによると、同社は肥料・工業用の硫酸と肥料用の燐酸を主に製造。硫酸は年47万トン、燐酸は年7万5千トン製造しているという。従業員は約70人。