隣人愛の精神を地域の人々へ 若葉台の保育園、伝道カフェライブ開催

2016年5月20日17時37分 記者 : 新庄れい麻 印刷
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隣人愛の精神を地域の人々へ 若葉台の保育園、伝道カフェライブ開催
「Hart House Live」の様子。第1回となる今回のゲストは、ゴスペルシンガーのMARISAさんと、ギタリストの朝田拓馬さん=4月30日、東京都稲城市のもみの木保育園若葉台リリアン・ハートハウスで

社会福祉法人「聖愛学舎」が運営する乳幼児保育施設の一つ、もみの木保育園若葉台(東京都稲城市)に併設されたリリアン・ハートハウスで4月30日、伝道カフェライブ「Hart House Live」が開催された。

第1回となる今回のゲストは、ゴスペルシンガーのMARISAさんと、ギタリストの朝田拓馬さん。国内外で活躍する子どもゴスペル聖歌隊「エバーグリーン・クワイアー」を主催する保育園というだけあって、ライブでは観客からも大きな歌声が起こり、一つのクワイアのような一体感で会場は大いに盛り上がった。

同保育園は、50年前にクリスチャン米国人のリリアン・ハート夫人が近所の子どもたちを家に招いたことに始まる。夫人の隣人愛の精神を受け継いで今に至る同保育園は、子どもたちだけでなく、地域の人々にも隣人愛を示していきたいと、昨年、1階にカフェスペース、2階にコンサートホールを擁するリリアン・ハートハウスを敷地内に建設した。

赤と白を基調としたぬくもりのある北欧風のデザイン、自然に優しい素材で作られた同施設は、「エバーグリーン・クワイアー」のミニライブ、月に一度の礼拝などさまざまなイベントに用いられている。

隣人愛の精神を地域の人々へ 若葉台の保育園、伝道カフェライブ開催
スウェーデン人デザイナーがインテリアを手掛けたリリアン・ハートハウス。1階のカフェスペースは赤と白を基調とした温かい空間が広がる。

保育園は、施設全体が幼児向けに作られているので場所の余裕がない、朝から晩まで使用するので一般の人々を受け入れるだけの時間の余裕がないといったそれまでの課題が、同施設の建設によって克服された。

同保育園の統括園長で、「エバーグリーン・クワイアー」のディレクターを務める物井洋介さんは次のように話す。「私たちの保育園は、社会福祉法人として運営しているが、そのルーツにあるキリスト精神を地域に示していくという目的をいつも念頭に置いている。近年、公益事業の一環として、保育園でもそのノウハウを一般の人たちに提供しようという動きが強まっている。通常では給食のサービスなどが行われているが、私たちは目に見えない価値のあるもの、つまり福音を近隣の人々に伝えていきたい」

地域への福音発信の拠点としてさらにリリアン・ハートハウスを活用すべく、物井さんは、教会の音響設備をコーディネートする「MAG」代表取締役の鈴木幹夫さんと協力し、クリスチャンアーティストを主体としたライブを企画。今回は、その第1回として開催された。

当日はライブ以外にも、カフェスペースでコーヒーや紅茶、ドーナッツなどの飲食物が販売され、ライブ開始前から多くの人で賑わいを見せた。日本国際飢餓対策機構(JIHF)のブースも設けられ、フェアトレード商品の販売もされた。

隣人愛の精神を地域の人々へ 若葉台の保育園、伝道カフェライブ開催
ゴスペルは同じフレーズを何度も繰り返す曲が多いが、観客は一人一人に配られた卵型のシェイカーを曲のリズムに合わせて振りながら、「ハレルヤ!」と元気よくMARISAさんの歌声に合わせた。

ライブが始まる時間になると、コンサートホールには続々と観客が集まった。子どもを連れて家族でやって来る人も多く、小さな子どもたちはホール後ろに設けられたキッズスペースへ。

ステージに登場したMARISAさんは、「ゴスペルは参加型なので、皆さんも歌ってください。手を叩いたり、立ち上がって踊ってください。小さなお友達も叫んでいいからね。お母さんたちも子どもたちを止めないように。今日はみんな解放された状態で過ごしましょう」と呼び掛けていた。

ゴスペルは同じフレーズを何度も繰り返す曲が多いが、観客は一人一人に配られた卵型のシェイカーを曲のリズムに合わせて振りながら、「ハレルヤ!」と元気よくMARISAさんの歌声に合わせた。

日頃からゴスペルに慣れ親しんでいる保育園だけあって、子どもも、親も、保育士もノリがよく、会場全体でMARISAさんと見事なハーモニーを響かせた。曲の合間には、拓馬さんがアドリブで「アンパンマンのマーチ」を弾くなどして、子どもたちも飽きさせないパフォーマンスを披露。拓馬さんの巧みなボイスパーカッションには、親子の間で「あれは全部口で音を出しているんだよ」という会話も生まれていた。

さまざまな場所でライブをする機会があるMARISAさんも、保育園でゴスペルを歌ったのは初めてだそう。母親たちのゴスペルクワイアで指導しているMARISAさんは、日頃から子どもたちのことが気になっており、特に、多くのストレスを抱えているであろう都会の子どもたちにゴスペルを届けたいと思っていた。

だが、昼間にライブを開催できる場所が少なく、MARISAさんは、親や子どもが緊張せずに一緒に歌って踊れる会場があれば、と願っていた。「ここは、子どもたちにとって危険なものが一切ない、最高のスペース。アットホーム感ただよう雰囲気も抜群で、今日はいつにも増して解放された、遊び心に溢れたライブになったと思う」とMARISAさんはライブ後に感想を話してくれた。

第1回のライブを大盛況のうちに終えた物井さんは、「今後も、クリスチャンアーティストやキリスト教書籍の紹介、フェアトレード商品の販売などにこの施設を活用していく。さらには、東京の教会と連携を図りながら、より地域伝道を意識した働きを広げていきたい」とこれからの展望を話した。

■ 社会福祉法人もみの木保育園若葉台公式ホームページ 

■ エバーグリーン・クワイアー公式ホームページ 

■ MARISA公式ホームページ

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