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キリスト教徒の男性、警察の拷問から妻を助け死刑判決を受ける

2016年2月27日11時29分 翻訳者 : 木下優紀 印刷
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関連タグ:パキスタン
+冒とく罪で死刑判決を受けたアーシア・ビビさん、迫害者を赦す パキスタン
冒とく罪で死刑判決を受けたパキスタン人女性アーシア・ビビさんの解放を求めるデモ参加者=2010年11月21日、パキスタン東部のラホールで(写真:Mohsin Raza)
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パキスタンで、冒とく罪で死刑判決を受けたキリスト教徒の男性が、警察によって拷問されていた妻を救うために自白を強要されたと主張した。サフカット・エマニュエルさんは控訴審で、「警察が妻を拷問しているのをただ見ていられる夫はいません。ですから妻を救うため、私は自白しました」と語った。

エマニュエルさんと妻シャグフタ・カウサルさんは2013年、地域のイマーム(イスラム教の指導者)に宛てたSMSで、イスラム教の預言者ムハンマドを冒とくしたとして有罪となり、死刑判決を受けた。

判決は、夫妻が読み書きのできないことを説明したにもかかわらず下ったものだ。

夫妻を弁護する「World Vision in Progress」のファルーフ・サイフ氏は、そのSMSを夫妻が送ったとは考えられないと主張する。

「夫妻の携帯電話からそのSMSが送られたという証拠はありません。第一に、夫妻はその携帯電話を2013年7月の数カ月前に紛失していました。第二に、夫妻名義のSIMカードはなかったのです。警察が提示した唯一の証拠は、聴取を受けていないあるショップオーナーへのSIMカードの請求書です」

エマニュエルさんは、供述調書は警察の拷問によって強要されたものだとし、裁判で採用すべきではないと主張している。

オープン・ドアーズや国際キリスト教コンサーンなどの人権監視団体が指摘する多くの迫害の事例によると、架空の冒とく罪での告発がパキスタンでは一般的となっており、多くの人が個人的な利益や恨みを晴らすためにその法律を乱用しているという。

キリスト教徒はしばしばこのような冒とく法の標的となっている。例えばパキスタンの5児の母でキリスト教徒のアーシア・ビビさんの事例のように、国際的なニュースとなった死刑判決も多くある。

下半身にまひのあるエマニュエルさんは先週、ラホール高等裁判所に対し、健康状態の悪化を理由に保釈請求を申し立てた。

「褥瘡(じょくそう=床ずれ)が悪化していますが、より良い処置が受けられる可能性はないので、私は刑務所で死ぬでしょう」とエマニュエルさんは明かした。

「私と妻に対する証言には深刻な矛盾があり、私たちは控訴審で無罪判決が下りることを願っています」

※この記事はクリスチャンポストの記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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